胃がんの治療方法で、もっとも確実でしかも回復が早いのは、開腹し、がん細胞を摘出してしまうことだと、父が胃がんをわずらったとき、お医者さんに言われました。
今からもう25年ほど前の話ですが、胃がんに関して言えば、その後もその考えは、どうやら変わっていないようです。
いつも家のリフォームをお願いしている建設会社の会長さんが、胃がんであると診断されたときも、まずはリンパ節にまで到達していないかを調べたのち、がん細胞が胃だけにとどまっているとわかれば、即開腹し、切除手術を行うことを勧められたそうです。
開腹してメスを入れると、どうしても臓器が癒着を起こすのですが、がん細胞がリンパ節に乗って全身に広がるのを食い止めるためには、胃にとどまっている間に取ってしまうに限るという考えも、納得できます。
その部分だけにとどまっていれば、他に転移する心配なく、あとは胃が回復してくれるのを待てばいいということになります。
胃というのは非常に柔軟で、仮にその大部分を切除したとしても、腸と連携し、それなりに上手に食べ物を分解してくれるそうです。
それを考えれば、下手に開腹手術をためらって、他の治療方法を模索するよりも、思い切って開腹手術を受け、悪い部分をさっさと取ってもらったほうがよい気がします。
そのうえで、さらにほかの治療が必要とあれば、医師がそう診断するでしょう。
まずは悪いものを取ってから、次の方法に取り掛かるのが、胃がんの最善の治療かもしれません。